アトピー治療ならあとぴナビホームスペシャルナビ > 連載 自然食を極める 第3回

連載 自然食を極める 第3回

ユーザー1
連載 自然食を極める 第3回

  • 野草研究家・中村臣市郎先生の案内で、薬草を採りに福岡県久留米市内の山に登った九州ホスメック料理長・佐藤シェフとあとぴナビ編集部。そこで見つけた薬草の種類の多さと薬草が持つ生命力の強さ、そして自然がもたらす恵みの豊かさには、ひたすら圧倒されました。今回は、いよいよ収穫した薬草を使って料理を作ります。
  • 薬草をいただくく

  • ■ 道端の草とは思えない立派な食材たち

    ―― 採れたての野菜ならぬ、採れたての薬草ですね。すごく新鮮そうです。

    佐藤シェフ うまそうでしょう。自生している薬草には、自然の中で鍛えられた生命力が詰まっています。

    ―― 具体的にはどういうことでしょう。

    佐藤シェフ 野草として自生するからには、他の草よりも強くなければ生き残れない。そんな競争を繰り返して育つから、薬草には強いエネルギーがあるのではないかと思います。 若芽を使ったり古い根を使ったりと、薬草によって用い方は様々ですが、特に根を使う薬草の場合は、数年、十数年単位で育ってきたものが多いです。根には強い薬効成分がある場合が多いので、成長に費やされる年月にも、薬草のパワーの秘密が隠されている気がします。畑の野菜は数カ月から一年程度で収穫されますから、大きな違いがありそうです。こういった薬草の生命力を、HRCの食事にどうやって取り込んでいくか。今からすごくワクワクしています。

    ―― 薬草採取の際に、気をつけていることはありますか?

    佐藤シェフ 確かな知識を持った方に同行してもらい、毒草を見分けてもらうことがまず第一。そして、土壌や空気が汚染されていない環境を選ぶこと。さらにマナー的なことですが、必要以上の量を乱獲して生態系を壊さないこと。個人所有の土地に無断で入らないことなどです。

    ―― 薬草採取にもルールが必要ということですね。ところで右手に持っている大きな草は何ですか?

    佐藤シェフ ウバユリです。ウバユリは根の部分がうまいですよ。根が大きくなる秋冬には、もっとおいしくなります。スライスにして茶碗蒸しに入れたり、三杯酢で和え物にしてもいいですね。今日は、茎を使った和え物でも作ろうかと思っています。  

    調理前に、収穫した薬草をテーブルに並べてみました。道端に生えていた草とは思えない、瑞々しくも立派な食材たちです。

    スイバ ギシギシ スイカズラ カラスノエンドウ カキ ヤブガラシ タネツケバナ スズメノエンドウ カキドウシ ハコベ ミツバ ギボウシ ジャガ ウバユリ ヤエムグラ ヨモギ オオバコ ニワトコ



    食材をチェックして佐藤シェフが作ったメニューは、天ぷら・汁物・お浸しといった極々シンプルなもの。今回は、できるだけ薬草をそのまま味わってみようということになりました。
    さらに中村先生のアイデアで、葉に酸味のある「スイバ」を巻いたおにぎりもメニューに加えます。
    さてさて、どんなご馳走ができあがるのでしょうか?




    ■ こんな料理ができました


    ウバユリの酢味噌和え(写真上) ウバユリのお浸し(写真下)

    ウバユリの芯は、塩ゆでしてスライスし、酢味噌和えに。鮮やかなグリーンが食欲をそそります。口に入れると意外なほどやわらかい食感とともに、ほのかな甘みが残ります。ソースの酸味と調和のとれた味わいが絶品。葉の部分はお浸しにしました。 今回使ったすべての薬草についていえることですが、アクや苦味がほとんど感じられないのも驚きです。


    スイバのおにぎり

    スイバの葉には、シュウ酸による独特の酸味があります。この葉をサッと湯に通しておにぎりに巻くと、13種類の雑穀を混ぜたごはんの甘みと酸味が溶け合い、絶妙な味わいに! 簡単でおいしい、中村先生のアイデアが光る一品です。



    天然三つ葉の吸い物

    天然の三つ葉は葉が大ぶりで、香りも味も抜群。お吸い物に入れるとなんとも贅沢な香りです。水耕栽培された三つ葉とは別物といっていいでしょう。


    ギボウシ、ハコベ、タネツケバナのお浸し

    ギボウシの若芽は大変おいしく、東北地方ではたらの芽以上に珍重されている山菜です。 ハコベは、お浸し以外にごまあえ、天ぷらなど、どのように食べてもおいしい。 タネツケバナは独特の辛味が食欲をそそり、サンドイッチなどにはさんで食べるのもオススメです。


    天ぷら(ヨモギ、ヤブガラシ、ニワトコ、オオバコ、ヤエムグラ、スズメノエンドウ、カキドオシ、オドリコソウ、カキの葉、ツバキ、ウバユリ、スイカズラ)

    ヨモギの天ぷらはポピュラーですが、これだけ様々な薬草の天ぷらが並ぶのは圧巻です。同じ天ぷらでも、それぞれに違った食感と風味があり楽しめます。 カキやツバキの若葉など、普段何気なく見過ごしていた植物が、実はこんなにおいしく食べられるというのも新鮮な驚きです。ヨモギやオオバコなど、簡単に判別しやすい薬草を見つけたら、今夜の食卓に添えてみるのも楽しいですね。 (注意:薬草は、なるべくきれいな環境に生えているものを選び、判別が疑わしいものは絶対に避けましょう。)




    ■ 九州ホスメックリカバリーセンターの、これからの「食」にご期待ください

    第1回『九州ホスメックリカバリーセンター・「食」の10年とこれから』でお伝えしたとおり、九州HRCでは、これまで追求してきたアトピー性皮膚炎克服のために必要な「食」の安全性と理想的な食生活をさらにステップアップさせようと考えています。 安全でおいしい「食」をさらにヘルシーに、栄養面もさらにパワーアップさせていくために、「野草・薬草の生命力」に着目しています。今回の連載は、そのための序章です。 これまで築き上げてきた「食」のノウハウにさらなる研究を重ねていき、まさに「自然食を極める」ごとく、さらに安全に、さらにおいしく、さらに楽しく、さらに元気になる「食」を追求していきます。




<完>




アトピー性皮膚炎総合情報サイト「あとぴナビ」ではアトピー性皮膚炎に関しての情報を広く、深く、ユーザー様に知ってもらうため様々なコンテンツをご用意しております。コンテンツの中にはユーザー様から体験情報等提供していただいておりますコンテンツも含まれる為、無料会員制度をとらせていただいております。
すべてのサービス・コンテンツを無料で提供しております。
会員登録がお済みでない場合は以下のボタンからご登録ください。



あとぴナビのすべてのコンテンツをご利用される場合には無料会員登録が必要です
login
知識ナビ ケアナビ 医療ナビ 乳幼児ナビ 体験ナビ スペシャルナビ
あとぴナビインフォメーション アトピーQ&A あとぴナビブログ あとぴナビSNS 症状別スキンケアの仕方 あとぴナビモバイル facebook アンケート

アトピーを知ろう!あとぴナビJP