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冷えとりで病が治る 第9回


監修:川嶋 朗(かわしま あきら)
東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所・自然医療部門准教授/東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック所長 1957年生まれ。北海道大学医学部卒業。東京女子医科大学大学院修了。ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院留学。医学博士。専門は腎臓病、膠原病、高血圧症など。東洋医学、代替医療などにも造詣が深く、統合医療に精通。『心もからだも「冷え」が万病のもと』(集英社新書)、『クールな男は長生きできない』(ORANGE PAGE BOOKS)、『すべての病は「気」から!』大和書房など著作多数。
  • 戦後になって急速に増加し、今や「国民病」とまでいわれるアレルギー疾患。 花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息、化学物質過敏症など、 根治が難しいとされる慢性疾患も、 共通する「ある症状」に注目してみると…。
  • アレルギー疾患は免疫系のトラブルが原因
  • 今月はアレルギー疾患について考えます。 花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息、化学物質 過敏症、食物アレルギーなど、日本人の3人 に1人は何らかのアレルギー疾患にかかって おり、近年ここまでアレルギー疾患が急増し たのは、自然環境・社会環境を含めた生活 環境の変化が大きな要因といわれています。
    現代は衛生環境がよくなったので感染症が 減り、細菌に対する免疫よりもダニや花粉 などのアレルゲンに対する免疫のほうが優位 になったという衛生仮説や、大気汚染・食品 添加物・化学物質の影響など、様々な原因 が考えられます。いずれにしろ、アレルギー 疾患は免疫系のトラブルであり、体の冷えも 大いに関係しています。
    アレルギー疾患と免疫系の関係は、花粉 症や食物アレルギーについて考えてみるとわ 26かりやすいでしょう。花粉症や食物アレル ギーは、通常は体内に入っても問題ないはず の物質(スギの花粉や食べ物)に過剰反応を 起こすことによって発症します。この過剰反 応は、免疫の働き(外部から侵入してくる異 物を攻撃して自分を守る働き)によるもの。
    アトピー性皮膚炎も同じで、皮膚の炎症は 体から異物(食物やダニ、ハウスダストなど) を追い出すための反応です。いわば、抗原(異 物)に対して過剰に反応してしまうという異 常な免疫反応が、アレルギー疾患に結びつい ています。
  • 自律神経と免疫の深い関係
  • では、このような免疫の異常反応は、なぜ 起こるのでしょうか?
    本連載第6回「『心の冷え』を取り除き、 鬱な気分も解消する」(あとぴナビ2009 年9月号)では、自律神経のしくみについ て説明しました。簡単におさらいすると、 自律神経とは、体温調整や食べた物の消化 活動など、人間の意志とは関係なく自動的 に働く神経。自律神経には、活動的な状態 で優位になる交感神経とリラックスした状 態で優位になる副交感神経があります。 自律神経は、免疫をつかさどる白血球とも 深く関係しています。白血球の仲間の顆粒 球は、交感神経優位になると増えて細菌と 闘います。
    もう一つの仲間であるリンパ球は、副交感 神経が優位になると増えて、細菌よりも小 さな異物(ウイルスや花粉、ダニなどの抗原) を免疫の働きで追い出します。
    自律神経のバランスによって人体はコント ロールされていますが、顆粒球とリンパ球の バランスも人体に多大な影響を与えます。 交感神経が過度に緊張して顆粒球が増えす ぎると、活性酸素が増えて臓器や血管など の粘膜上で組織破壊が進み、潰瘍やがんの 原因となります。逆に副交感神経が優位に なりリンパ球が増えすぎると、体は抗原に 敏感に反応しやすくなり、アレルギー疾患 が起こりやすくなります。



    ここで大事なのは、顆粒球とリンパ球のど ちらが良い悪いではなく、それぞれのバラン スが保たれることで免疫が正常に機能する ということです。ちなみに顆粒球とリンパ球 の比率は、6:4くらいが理想的といわれて います。





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