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腸内細菌の乱れがぜん息を悪化させるメカニズムがわかった!

  • 抗生物質によりカンジダ菌が増殖
  • 次に、マウスの腸管内をみてみましょう。抗生物質を投与した右の写真には、左側の写真には認められない異物(矢印部分)が写っています(写真2)。これはカンジダ菌という真菌です。カンジダ菌は、表皮、腸、気道、肺など体中に住んでいる常在菌ですが、抗生物質を投与したことで、異常増殖したことがわかります。 
    下のグラフ(グラフ1)は、投与した抗生物質の種類(横軸)と、糞便1g 中のカンジダ菌コロニー数(縦軸)です。一番左の水色は、抗生物質を与えていないマウス。カンジダ菌はほとんど認められません。次のCLM+CPZはリンコマイシン系抗生物質とセフェム系抗生物質で、10の8乗(1億個)ものカンジダ菌コロニーが認められました。紫色で示されたABPC(ペニシリン系抗生物質)投与のマウスにも、多くのカンジダ菌コロニーが認められています。その他の抗生物質は、カンジダ菌の増え方もまちまちです。


  • カンジダ菌の増殖により、ぜん息が悪化
  • 同じく投与した抗生物質の種類(横軸)と、炎症細胞数(縦軸)を示したのが次のグラフ(グラフ2)です。カンジダ菌コロニー数が多いマウスほど炎症数が多く、ぜん息症状が悪化していることがわかります。 
    ここまでの実験で、ある種の抗生物質を投与カンジダ菌が増加ぜん息が悪化という流れがみえてきました。腸内ではカンジダ菌が増加するとともに、乳酸菌などの善玉菌が減っていることも確認されました。抗生物質によって腸内細菌のバランスが乱れ、ぜん息が悪化したといえます。ではなぜ、カンジダ菌が増えるとぜん息が悪化するのでしょうか?
  • カンジダ菌がプロスタグランジンE2を産生
  •  カンジダ菌などの真菌は、プロスタグランジンE2 (※注1)という生理活性物質を産生します。そこで、抗生物質を投与しカンジダ菌が増殖したマウスの血液中のプロスタグランジンE2(PGEM)濃度を測定したところ、2倍以上に増えていました(グラフ3中央)。そして、その状態で抗真菌剤をマウスに投与してカンジダ菌を減らしたところ、プロスタグランジンE2(PGEM)濃度も下がりました(グラフ3右)。 
    同時に、プロスタグランジンE2を産生できない遺伝子改変マウスにも抗生物質を投与したところ、血液中や肺気道内のプロスタグランジンE2が増加しました。以上の結果から、カンジダ菌からプロスタグランジンE2が産生され、血液を介し肺まで送られていることが証明されたのです。







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