アトピー改善のためのスキンケア教室 (後編) |
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- アトピー性皮膚炎の皮膚は、バリア機能が低下しています。肌は乾燥しやすく、炎症も起こしやすくなっています。だから、 毎日のスキンケアは、皮膚のバリア機能低下を補うためにとても大切。 軽い乾燥の場合、乾燥が強い場合、炎症がひどい場合…。症状によってスキンケアの方法は変わってきます。いつも使っ ているアイテムに僅かな工夫を加えるだけで、さらに大きな効果が生まれる。そんなテクニックの数々を誌上公開します。


- 千葉県 高子愛さん 30歳
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Profile
4 ~ 5 歳の頃にアトピー性皮膚炎を発症。中学生の頃までは、皮膚科 で処方されたステロイド剤を使ったり、アトピーに効くという高価なロー ションを試したりでしたが一向に改善しませんでした。その後、日本オム バスの自宅温泉湯治を開始。症状は大分落ちつきましたが、就職して以 来不安定な状態が続いています。
- フルタイムで働くようになっ
てから、良い肌の状態を保つのが
難しくなったという高子さん。仕
事はデスクワークで、多少のスト
レスを感じているそう。
「緊張した状態が続き、ストレ スを感じるとかゆくなるのが自 分でもわかりますね」。そう話す 高子さんは、これからやってく る夏の季節も苦手です。「夏は紫 外線やエアコンによる乾燥で状 態が落ち込みやすいですね」。 今は唇が荒れやすく、口紅や グロスもなかなか合うものが見 つかりません。背中から首筋に かけてのカサカサな肌も気に なっています。

- ■ここを改善
-
高子さんには、プルルジェルなどすでにお
気に入りのスキンケアアイテムがあります
が、職場のストレスなどで、なかなか状態
が改善しません。
「オイル系が苦手」ということですが、今ま で敬遠していたアイテムを使って上手にアレンジする 方法を知り、プラスアルファしてみましょう。 かゆみはストレスからも感じるものなので、職場でリ ラックスする方法などもレクチャーしていきました。
