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12月に気をつけたい アトピーケアについて

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  • スキンケア
  • スキンケアで注意したい点は、角質層 の水分が不足していないか、をチェック することです。。
    アトピー性皮膚炎の原因(発症や悪 化)は主に「アレルギー的な要因」と「皮 膚機能的な要因」の二つに大別されます。
    この中で「皮膚機能的な要因」の中 心になるのが、皮膚の※ 細菌叢(さいきんそう)の乱れか ら生じるバリア機能の低下
    です。
    細菌叢の乱れが黄色ブドウ球菌やボー ビス菌の定着を許すことで、黄色ブドウ 球菌が出すデルタ毒素がIgEを増強、 アレルギー的要因を強化することで炎症 を生じやすい環境を生み出します。
    こうした皮膚のバリア機能の低下が 生じるもっとも大きな要因が何かとい うと、角質層の「水分 保持低下」です。 健全な状態の角質層を顕微 鏡で拡大してみると、レンガが キレイに積み重なった状態になっていま す。しかし、アトピー性皮膚炎の方の角 質層は、レンガを繋げる細胞間脂質が不 足することで、レンガが「崩れた」状態 になっています。
    このレンガをキレイに積み重ねていら れるかどうかに関わっているのが「角質 層内の水分」なのです。
    角質層内の水分を保持するためには、 セラミドやフィラグリンなどの因子が重 要なのですが、何らかの保持する因子 が不足したりすることで、角質層内のレ ンガがキレイに積み上げられない状態に なっています。
    つまり、バリア機能を低下させている 大きな原因は、角質層内の「水分」が足 りているかどうか、にあると考えてよい でしょう。

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  • アトピー性皮膚炎の 方が行うケアで、この「角 質層内の水分」に注目し た場合、誤ったスキンケ アで多いのが「水分の補給 が足りない」状況です。
    水分が不足した状態の肌は、 肌自体が持つ防護機能により、固くなる ことが多くなります。そうすると、水分 が浸透しづらくなったり、固くなった肌 が「割れた状態」のところに水分が浸み て痛みを感じたりします。
    そのため、固くなった肌を柔らかくで きる「油分系」のアイテムでスキンケア する方が多くなります。病院で「保湿剤」 としてもらう「ワセリン」は、石油から 作られた鉱物系の油分系アイテムです が、油分系のアイテムは、水分を全く 含んでいません。そのため、塗布するこ とで肌が柔らかくなり、一定の満足感は 得られますが、バリア機能の観点からい えば、水分が足りない状況に変わりは なく、バリア機能の改善は望めないこと になります。

    乾燥した砂場(乾燥肌)に、シート(油 分系アイテムで保湿)をかぶせても、砂 場はすぐに潤うことはありません。まず、 砂場に水分を撒いて(保水系アイテムで 保水)からシートをかぶせることで、は じめて砂場は潤います。
    アトピー性皮膚炎の方の肌も、基本的 に水分が不足した状態ですので、ワセリ ンなど油分系アイテムだけをスキンケア アイテムとして使用することは、バリア 機能の低下、というアトピー性皮膚炎の 悪化要因に対して、大きなプラスを生む ことができない状態を続けている、と考 えてよいでしょう。

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  • そして、もう一つ注意が必要なのが「保 水が不足」した状態です。 ローションや化粧水、ジェルで、保水は しっかりしています、という方も、実は、 必要な水分量が足りていないケースが ほとんどです。
    乾燥によりバリア機能が低下した状態 の肌は、「決定的に水分が不 足した状態」と考えた方が良 いでしょう。
    水分系アイテムを肌にサッ とつけてなじんだ状態は、角 質層にとって必要な水分量に は達していない、と考えるべ きです。
    炎症を伴い、さらに粉を拭 いたような乾燥状態がみられ る肌の場合、必要な水分量は 「ベタベタになるぐらい」の量を時間を かけて肌になじませていくことが求めら れます。
    痒みを知覚する神経線維は、角質層 が乾燥することで表皮内に侵入します が、いったん侵入した神 経線維は角質層内が「潤っ た状態」になり、なおかつ それが「維持される」こと で、真皮内に戻っていくこ とが分かっています。ま た、角質層のレンガをキ レイな状態で支えるため の細胞間脂質に必要な水 分量も相当な量が必要と されています。
    従来、サッと保水を「すませている」 アトピー性皮膚炎の方は、そこで行って いるローションや化粧水、ジェルの量を 2〜3倍に増やし、さらにそのケアを2 〜3回反復して行って、ようやく必要な 量が角質層に与えられることになりま す。

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  • 夏の汗をかく時期であれば、汗により ある程度の皮脂膜が形成され、同時に汗 によって角質層に一定量の水分補給がで きていますが、汗をかかない寒い時期に なると、特に乾燥を伴うアトピー性皮 膚炎の方の場合、自ら行うスキンケア の機能は著しく低下します。
    「保水」に重点を置いたケアを行うよ うに注意しましょう。


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  • 十分な保水が行えていれば、あとは、 与えた水分が蒸散しないよう肌に「シー トをかける」つまり、油分を含んだアイ テムで「保湿」を行いましょう。また、 掻き壊しが多い状態の方は、「シート(保 湿ケア)」が薄いと、すぐに剥がれてし まいますので、厚めの「シート(たっぷ りの保湿ケア)」で 「保護」を行うよう にしましょう。



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  • アトピー性皮膚 炎の方の肌状態に、 もっとも求められて いるのは「健全なバ リア機能」であり、健全なバリア機能は 「健全な角質層」を指します。そして健 全な角質層を維持するためには、角質 層内の「水分」がもっとも重要になるこ とを忘れないようにしましょう。
    アトピー性皮膚炎の方に必要なのは 「保水」であり、「保湿」や「保護」は「保 水」を助けて、高めるための方法です。 角質層の水分不足に注意しましょう。




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